人間関係で煩わしさを感じること、ありませんか?
職場の人間関係、家族との関係、あるいは、プライベートで深く踏み込んでくる人との関係。
そんなときはこうしてみると良いです。私は対人の仕事をしていますので時としてこの方法を用います。
それは、相手のことをそのまま認めて、『この人はこういう生き物なんだな』と思うことです。
よく、老害とか言って、考えの古い年配者を言うことを耳にしますが、その人だってきっと色々やった挙げ句、その状態になっているだけです。それを、自分の一方的な考えだけで、ダメな人間だとか、役に立たないとか言ってしまうって、ちょっと問題です。
そういう人は、いずれ自分がそう言われてしまいます。
だから、『この人はこういう生き物なんだな』と認めてあげましょう。否定をしない攻撃をしなくて済みます。しかも、生き物の部分を、お客さんと考えれば、失礼な態度も激減して、感謝されたりします。
特に家族や恋愛関係でこうして欲しいという想いがたくさんある人は、自分が満たされないので、どうしても文句を言ってしまいます。毎日沸々と湧き上がる不満がありますからね。
でも、どんな人だっていろいろな経緯があってその状態になっています。責めてもしかたないし、一緒に関係を構築していくしかありません。
だから、『この人はこういう生き物なんだな』とおもうことで、精神的に、ちょっと距離が取れます。この微妙な 精神的距離 によって、相手に対する期待度が下がりますし、こうでなければが消えて、相手の責任範疇だと切り離せます。ちょっとした意識の違いですがストレス激減です。
ただ、どんな相手にもそれをしていいというわけではありません。気持ちを注ぎ込むべき相手には、距離を取るのではなく、熱量を上げてコミュニケーションを取るようにした方が良いです。
それは、自分の子供や最愛のパートナーです。もちろん、近すぎる関係で思い通りにならないので、ストレスになる場合もあるので、そのときは、一度、 精神的距離 を取って、立て直してから、しっかり話し合うようにしましょう。
実際、親のことをお客さんと言うんですよって私が教えて、この方法を実践している人は、そう思うと、体力が衰えていく中で、こだわりが強く出ていても、それをしたいんだなぁって考えられるようになったと言っています。
ちょっとした意識の変容ですが、それがもたらす変化は計り知れません。
もし、それでも起こり続けるとしたら、あなたの気持ちの中に傷があります。トラウマと言えるもので、自分ではよく分かっていないはずです。そういった部分はケアしていかないと、平和にはなれません。
是非、相手との 精神的距離 を保って、楽にやっていきましょう!